大仁田厚は第19回参議院議員選挙比例区にて当選、参議院議員を1期6年間勤めました。
①文部科学委員会
文部科学委員会の委員を経て理事に就任。教育基本法の改定、いじめ問題をはじめ、机上の空論にならぬよう実際に足を運び現状把握に努めつつ、議論検討を重ねました。
いじめ問題に関しては、学校側の隠ぺい体質について言及し、文科省自体のこれまでのいじめ問題への対応にも深く切り込みました。
以下に文部科学委員会での大仁田厚の発言をまとめます。(参考文献:第153~165回国会文部科学委員会)
いじめ問題
—いじめや暴行三年連続増加、警視庁や法務省はちゃんと認めているんですよ。どうしてこれ文科省の発表はいじめが7年間ゼロなんですか。おかしいでしょう。—
—筑前町の三輪中学校いじめの原因究明について、学校側は何もしなかったじゃないですか。それで、父兄の方々が学校に行って学校に直談判して、是非子供たちにアンケートを取ってもらいたい、このいじめの原因について究明したいからと。父兄の方からですよ、学校側からじゃないんです。そういった教育システム自体がおかしいということを言っているんです。そうじゃないですか。僕ら学校を信頼していましたよ。教師を信頼していましたよ。だから、信頼関係の下に学校というものは成立してたわけじゃないですか。学校側の隠ぺい工作があるということは、原因究明に時間がかかり、また第二、第三の事件が起こり得るということじゃないですか。その対応の鈍さは何ですか、文科省の対応の鈍さは。—
認定こども園について
文部科学委員会での議論のみならず、実際に保育園を数カ所視察し現状を把握。認定こども園導入の基準決定にかかわった。
—幼稚園や保育所が認定こども園に転換する場合、新たに加える子育て支援事業の実施のためにも、それに応じた人員配置がなされるべきであり、そのためには子育て支援のための補助制度の充実を図るべきだと考えています—
—幼児教育、そしてまたゼロ歳児からの教育というのは日本に欠かせないものだと私は思っております。今回の認定こども園というのは、教育に対して積極的な目線で、どういった教育を幼いときに与えればいいのかということを積極的に我らが考えなければならない問題だと思っております。—
青少年育成について
—その地域の中で、その地域の歴史や言葉、方言、地域に根付いたもはたくさんある。そういったものをちゃんと子供たちに教える人間、伝える人間を採用してもらいたい—
—人間には人間のルールがあったはずです。それを人づてに感じたり伝わっていた時代があったわけです。日本には日本のルールがあり、心があると思います。自然体験や機関を通したり、地域の人たちとともに子供たちの、「人間の人間づくり」を推進していく非公務員であり独立行政法人であってもらいたいと切に願うものであります。—
—僕は子どもたちに役割分担、責任を持たせることは重要なことだと思うんですよ。だってそうじゃないですか。少年犯罪を犯しても、おれには責任はないよって、社会的には罰は受けないよって。はっきり言って、僕は違うと思います。社会の存在である以上、子どもであってもやっぱり役割分担があり、責任があるということを子どもたちに教えなきゃいけない時代だと思っております。子どもだから許される、子どもだから守られる。確かに大人は子どもたちを全力で守るものだ。だけどそれだけではダメで、厳しく教えるときには教えるような、そのめり張りを付ける社会をつくっていきたいと思っております。—
—こどもにとって体験することの貴さは必要。この野菜はこういうふうに取れるんだよ、魚はこうやって漁師さんたちが取るんだよ、牛や豚はこうやって飼育されるんだよ。やっぱり体験すること、自分で見ること、それを食することによって感謝の気持ち、食に対する、食べられる感謝の気持ち、自分が今存在できる感謝の気持ちというのが芽生えると思う。—
教育基本法の改定
新しい教育基本法の設定に、理事として尽力した。
—この時代だからこそ僕は自分の国の歴史に対して認識を深めるべきだ思っている。
縄文時代も戦国時代も徳川時代ももちろん大切ですけど、なぜ中韓で反日運動が起こっているのか。なぜ日本に米軍キャンプが点在しているのか。そして、なぜ多くの日本人が北朝鮮に拉致されなければならなかったのか。こういった疑問を子供たちに対してちゃんと認識させる必要が僕はあると思います。
今現在暮らしている日本という国がどのようにでき上がったか、そういった歴史認識を深めていかなければと思っております。尊王攘夷から倒幕、明治政府の樹立、軍事主義に向かった経緯と、第一次世界大戦、第二次世界大戦で我が国が諸外国に対して及ぼした影響と及ぼされた影響、そして敗戦国となった日本が高度成長に至った経緯などを子供たちがしっかりと学んでいくことが私は大切だと考えております。僕は、特に社会科、特に歴史教育に対してもう少し力を入れるべきだと思っております。—
—人づくりなくして国づくりなし。十年後、二十年後、未来のために人をつくる。財政確保、財源がなければ教育もできない。—
②災害対策委員会
災害対策特別委員会の委員を経て理事に就任。
以下に文部科学委員会での大仁田厚の発言をまとめます。(参考文献:第154~165回国会災害対策特別委員会)
-地域ごとに設置されている自主防災会や災害救助を目的としたNPOなどの連携、それらの団体が円滑に活動できるようなシステムづくりや財政面でのバックアップが必要。—
—災害の発生地では道路や鉄道の復旧などのハード面については迅速な対応がそのときに、僕は僕ながら、なされていたと思っています。ですけれども、ソフトへの応対と、つまり被災者、特に小さな子供やお年寄りの心のケアの充実を—
③予算員会
④参議院副幹事長
そしていま、大仁田厚は佐賀県神埼市で活動しています。
地方から日本を元気にしたい。日本を支えるのは地方の力。
大仁田厚はこれからも、日本人として、九州男児として、この国を考えて発信してまいります。