電流爆破という創造物

1990年8月4日、電流爆破は誕生しました

 

大仁田厚がFMWを旗揚げした当初、観客数は少なくすぐに消えてしまう団体と言われていました。しかしそのFMWがインディープロレスというジャンルを築き上り詰めるまでになった最大の要因は、「大仁田厚」と彼が発明した「電流爆破」です。

1990年8月4日に、史上初の電流爆破デスマッチは、1990年8月4日、大仁田が前年に旗揚げしたFMW(フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング)の東京・レールシティ汐留特設リング大会で、大仁田厚VSターザン後藤によって「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」として行われました。

プロレスの3本のロープを取り外して代わりに有刺鉄線を張り、その有刺鉄線に小型爆弾を大量に仕掛けたのが、「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」です。有刺鉄線による刺し傷、切り傷と、電流爆破による火傷。「もういいからやめてくれ!」とファンから悲鳴のような歓声と異常な熱狂をもたらした、壮絶なデスマッチでした。

この試合は、東京スポーツ主催のプロレス大賞で、新日本プロレス、全日本プロレスの当時2大メジャー団体を抑えてプロレス大賞MVPと年間最高試合ベストバウトを同時に受賞しました。

 

その後も電流爆破は大仁田厚の独創的なアイデアで、進化と変容を続けます。金網、地雷、バット、イス、テーブル、そして時限爆弾。2021年にFMWE(フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング・エクスプロージョン)を旗揚げしてから、さらに非日常的なギリギリに試合形式が行われています。

 

実用新案、そして商標登録へ

 

1994年9月29日、電流爆破は「格闘技用リング」として実用新案を申請、取得しました。そして電流爆破誕生30周年の節目に、大仁田厚が考案して名付けた「電流爆破」は商標登録を行いました。

 

※メモリアル・イヤーを盛り上げるため行われた商標登録は、「電流爆破」が大仁田厚のアイデアであることの証を残す目的として申請されたものであり、権利による金銭を目的としていません。お問い合わせいただければどなたでも「電流爆破」の4文字をご使用いただけます。但し、大仁田厚の名誉を棄損するような内容の使用方法に関しては、お断りする場合がありますのでご了承ください。

爆破王コラージュ1

電流爆破は、絶対に一度はライブで体感すべきヒットコンテンツです。あなたの五感を揺さぶり、興奮を呼び起こす非日常体験です。

電流爆破を活用した「まちおこし」の取り組み

◆超花火 鳥取大会 テレビニュース

 

◆みんなの経済新聞ニュース 2015年9月16日
「旭川で初の電流爆破マッチ 大仁田厚さんら、イジメ撲滅・地方創生目的に /北海道大仁田旭川市長訪問

(記事より抜粋)―――

元参議院議員にして全国区で人気のプロレスラー大仁田厚さんら約20人の参加選手が、有刺鉄線に囲まれたリングで闘う「電流爆破マッチ」。「どんな大きな敵にも立ち向かい、何度倒されても立ち上がる」プロレスラーの姿を見てもらうことで、「子どものイジメ撲滅につながれば」と開催される。
地域と密着し、地元産物とのタイアップ企画として「プロレスB級グルメ」を作るなど「地産地食」や「地方創生」も併せて図る。町おこし事業として売り上げの一部を福祉施設に寄付するほか、地球温暖化を軽減する取り組みとして試合前にはごみ拾いを行う。

(写真は西川将人旭川市長と)

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000023-minkei-hok